リビングイン階段は「やめた方がいい」のか|メリットと寒さ対策、後悔しないための解決策、後付け・扉の有無の違いを解説

シースルー階段のあるLDK|リビングイン階段は「やめた方がいい」のか|メリットと寒さ対策、後悔しないための解決策、後付け・扉の有無の違いを解説

リビングイン階段とは、その名の通りリビング内に設置された階段のことを指します。

開放感のあるおしゃれなデザインが魅力である一方で、「やめた方がいい」と言われる場合もあるのはなぜでしょうか。

そこでこの記事では、リビングイン階段のメリット・デメリット、寒さ対策や後悔しないための解決策を解説するとともに、後付け方法や扉の有無による違いについてもご紹介します。

 

このコラムのポイント
  • リビングイン階段を設置して後悔しないために、メリット・デメリットを確認しましょう。
  • リビングイン階段の寒さ対策を3つご紹介します。
  • 後付けでリビングイン階段は設置できる場合があります。
  • ライフスタイルやご希望に合わせて、リビングイン階段の扉の有無を検討しましょう。

 

リビングイン階段は「やめた方がいい」のか

リビングイン階段を検討されている方の中には、「やめた方がいい」との意見があるのはなぜでしょうか。

以下のようなメリット・デメリットを知れば、リビングイン階段がご家庭に合っているかを判断するヒントになります。

後悔しないために、確認しておきましょう。

リビングイン階段のメリット

コミュニケーションの取りやすさや開放感など、リビングイン階段には下記のようにメリットが多数あります。

  • ご家族のコミュニケーションが取りやすい|階段を通るたびに、ご家族と顔を合わせる機会が増える。
  • 開放的でおしゃれなデザインに仕上がる|リビングと一体化し、スタイリッシュな空間を演出できる。
  • 省スペース設計が可能になる|リビングに階段を配置することで、ホールや廊下を省略できる。

リビングイン階段の寒さ対策

ガラス扉と階段|リビングイン階段は「やめた方がいい」のか|メリットと寒さ対策、後悔しないための解決策、後付け・扉の有無の違いを解説

リビングイン階段には多くのメリットがある一方で、階段で上下階がつながるため冬場に寒さを感じやすいのが難点です。

寒さ対策として下記のような方法を取り入れましょう。

断熱ドアやカーテンを設置する

リビングイン階段の入り口に、断熱性能の高いドアやロールスクリーンを設置することで、冷気の流入を防ぐ効果が期待できます。

床暖房やエアコンの配置を工夫する

リビングに床暖房を導入したり、エアコンの気流を階段側に向けないようにしたりと、冷暖房器具の配置を調整することで、快適な温度を保ちやすくなります。

吹き抜け部分にシーリングファンを設置

暖かい空気は、上に溜まりやすい傾向があります。

吹き抜け部分に、シーリングファンを設置するのも一つの方法です。

シーリングファンによって空気を循環させると暖房効率の向上が期待でき、リビングイン階段の寒さ対策にもつながります。

こちらの記事では、吹き抜けリビングのメリット・デメリットについて詳しく解説しています。

合わせて、参考になさってください。

>関連リンク:吹き抜けリビングのメリットとデメリット徹底比較|間取り実例、寒さ対策のコツ

住まい全体の断熱性能を高める

リビングイン階段がある住まいでも快適な室温を保つためには、住まい全体の断熱性能を高めることが重要です。

プロの施工業者にアドバイスを受けながら、壁・床・天井・間取り設計なども含めて断熱性能を意識した住まいづくりをしましょう。

レジェンドホームでは、リビングイン階段のある大空間でも寒さを感じづらい、断熱性能にすぐれた家をご提案いたします。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

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リビングイン階段で後悔しないための解決策

階段のあるLDK|リビングイン階段は「やめた方がいい」のか|メリットと寒さ対策、後悔しないための解決策、後付け・扉の有無の違いを解説

リビングイン階段を導入して後悔しないためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

解決策も合わせて確認しましょう。

生活動線を考慮する

リビングイン階段を設置する際は、ご家族のライフスタイルを考慮し、生活動線を意識して階段の位置を工夫することが重要です。

リビングイン階段があることで、遠回りをしなければならなくなったり、動線がふさがったりしないよう、設計の段階から慎重に計画しましょう。

プライバシーを確保する

リビングから直接2階へ上がる場合、来客時に家族のプライバシーが保ちづらくなる可能性があります。

リビングイン階段の近くに、視界を遮るパーテーションやスリット壁を設置するなど目隠しも検討しましょう。

将来的な使いやすさを考える

お子様が成長した後や、ご家族が高齢になった際の動線も考慮して、将来的にも使いやすいリビングイン階段を検討しましょう。

手すりの設置や段差の緩やかな設計を考慮するなど、安全面にも配慮が必要です。

リビングイン階段|扉の有無の違いと後付け方法

階段のあるLDK|リビングイン階段は「やめた方がいい」のか|メリットと寒さ対策、後悔しないための解決策、後付け・扉の有無の違いを解説

リビングイン階段は、扉の有無によってデザイン性や快適性が変わります。

最後にこの章では、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

リビングイン階段の扉がある場合

リビングイン階段の扉があることによって、下記のようなメリット・デメリットが考えられます。

メリット デメリット
冷気などをシャットアウトし、冷暖房効率が向上する。 デザインの自由度に制限がかかる可能性がある。
生活音が遮られ、静かな環境を保ちやすい。 扉の開閉の手間が必要になる。
プライバシーが確保しやすい。 扉設置のためのコストがかかる。

 

リビングイン階段の扉がない場合

リビングイン階段の扉がないことによって、下記のようなメリット・デメリットが考えられます。

メリット デメリット
開放感のある空間をつくりやすい。 防音対策に課題がある。
家族間のコミュニケーションが取りやすい。 目隠しのため、カーテンやスリット壁などの設置を検討する必要がある。
デザインの自由度が高くなる。 冷気が入りやすくなるため、快適な温度管理が難しくなる。

 

こちらの記事では、リビングイン階段で検討されることが多い「スケルトン階段」について詳しく解説しています。

合わせて、参考になさってください。

>関連リンク:スケルトン階段で後悔しないための完全ガイド|メリット・デメリットと対策を解説

リビングイン階段を後付けすることで、住まいのデザインや動線を考慮した、より開放的な空間を作れます。

リビングイン階段に扉を後付けする方法

リビングイン階段の扉は、後付けできる場合があります。

ただし、間取り変更や必要になる可能性もあるため、専門家に相談し安全面や動線などを十分に検討することが大切です。

リビングイン階段に後付けで扉を設置する方法は、主に3つあります。

リビングイン階段の扉後付け方法と注意点の例
  • 引き戸:壁のすき間などを活用し、省スペースで設置しやすい。
  • 開き戸:階段前に十分な開閉スペースが必要になる。
  • ロールカーテンなど:圧迫感を抑えつつ、気軽に導入しやすい。

空間に合わせてデザインや素材を選び、開閉のしやすさも重視しましょう。

設置には、枠の固定や壁補強が必要な場合もあるため、施工実績が豊富な工務店に相談するのが安心です。

まとめ

この記事では、リビングイン階段のメリット・デメリット、寒さ対策や後悔しないための解決策を解説するとともに、後付け方法や扉の有無による違いについてもご紹介してきました。

リビングイン階段は、ご家族のコミュニケーションを取りやすくするだけでなく、開放的でおしゃれな空間づくりが叶います。

一方で、寒さの問題やプライバシー確保に課題があるため、設計段階から慎重に動線や対策を検討しましょう。

課題を解決しながら、おしゃれなリビングイン階段のある家を建てるため、専門家に相談できると安心です。

レジェンドホームでは、寒さや防音対策にも配慮したリビング階段のある家をご提案いたします。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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