土間リビングの間取りがおしゃれ|おすすめの使い方や注意点
最近ではライフスタイルが多様化しており「土間リビング」のある間取りの人気が高まっています。
そこで本記事では土間リビングの概要や具体的な使い方、計画時の注意点について詳しくご紹介していきます。
これから新築住宅の計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
このコラムのポイント |
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Contents
土間リビングとは
「土間リビング」とは、日本の伝統的な家屋の「土間(どま)」を取り入れ、現代風にアレンジしたリビングのデザインのことです。
土間とは家の入口付近にある土足で入れるスペースで、農作業や調理、道具の収納など、屋外と屋内の間を取り持つ役割を担っていました。
この伝統的な土間の概念をリビングに取り入れることで、内と外がつながる開放的な空間や多目的スペースとなるのが魅力です。
土間リビングの一般的な間取り
土間リビングのある間取りは、内と外がつながる開放的でフレキシブルな空間作りを目指して設計されています。
一般的には玄関からつながる位置に配置され、お客様や家族が気軽に出入りできる動線を持つのが特徴です。
また大きな窓やガラス扉を設置し、庭やテラスとつながる開放的な作りにすることが多いです。
さらにリビングと少し段差をつけたり、コンクリートやタイルを使ったりして、土間部分をわかりやすく仕切る工夫がなされています。
リビングの他の間取りアイデアは、こちらでも確認できます。
>関連リンク:リビングの間取りで失敗しない!注意点や間取りアイデアを解説
土間リビングの使い方①利便性
ここでは、土間リビングの「利便性」に関する主な使い方についてご紹介します。
アウトドアグッズの収納スペース
キャンプ用品や釣り道具、スポーツ用品など、泥や砂が付着しやすいアイテムを室内に持ち込むと掃除が大変です。
しかし土間なら土足での使用が可能なため、こうした道具をそのまま扱えます。
土間は道具の手入れや清掃も行いやすく、アウトドア用品を頻繁に使う家庭では収納とメンテナンスの利便性が高まります。
また収納棚やフックを設置することで、道具を一か所にまとめて収納でき、スムーズに出し入れすることが可能です。
ペット(犬・猫)のケージ置き場
土間は適度に外とのつながりがあって風通しがよく、犬や猫といったペットにとっても快適な空間になります。
そのためケージやトイレスペースを土間に配置することで、ペットが自由に外を見られる環境となりストレスが少なくなります。
また土間は水拭きなどのメンテナンスがしやすく、ペットが泥や雨で濡れて帰ってきた際にも安心してケアができます。
洗濯物干しスペース
外に直接つながる土間は風通しがよく、洗濯物が乾きやすい環境を整えやすいのが特徴です。
雨の日でも土間に物干し竿を設置することで、室内干しの場所として活用できます。
また土間ならば水に強い素材が多く使用されているため、濡れた洗濯物を干しても安心です。
土間リビングの使い方②趣味・ライフスタイル
ここでは、土間リビングの「趣味・ライフスタイル」に関する主な使い方についてご紹介します。
観葉植物を育てる
土間リビングは一般的に日当たりが良く外気との調整がしやすい構造のため、植物の生育環境として理想的な条件が整っています。
大きな窓を設置すれば日中は自然光がふんだんに差し込み、植物が元気に育つのに十分な光が確保できます。
また土間リビングは土足での使用が可能であり、植物の水やりの際に多少の水がこぼれても掃除がしやすいのがメリットです。
さらに広いスペースが確保されていることが多く、大きな鉢植えやシダ類、多肉植物など多様な植物を置いても窮屈になりません。
緑あふれる土間リビングは、自然に囲まれたリラックス空間として植物の世話を楽しむライフスタイルを叶えてくれます。
薪ストーブを設置する
土間は耐熱性や耐久性に優れた素材で作られているため、薪ストーブの高温にも耐えられる安全な空間となります。
また薪ストーブの設置には広めのスペースが必要ですが、ストーブ周りに薪置き場を併設することも可能です。
薪の搬入や清掃がしやすく、煙突の設置もしやすいメリットもあります。
薪ストーブのある土間リビングでは炎の音や薪の香りも楽しめて、趣味性豊かなライフスタイルを実現できます。
レジェンドホームでは、ご家族が理想とする自由な間取りやデザインを実現するために、建築家がプロならではの視点で設計をサポートします。
「自宅にワークスペースをつくりたい」といったご相談も、お気軽にお問い合わせください。
土間リビングでよくあるデメリット・注意点
ここでは、土間リビングでよくあるデメリットや注意点についてご紹介します。
新築計画の前にポイントを知っておくことで、間取りに活かしてみましょう。
冬場に寒くなる
土間は通常コンクリートやタイルなどの素材で作られているため、気温の低い冬場は室内の冷え込みが強くなります。
また外とつながりやすい構造のため外気が入り込みやすく、断熱効果が低下する場合もあります。
そのため冬の間は暖房器具を多めに使用することになりがちで、光熱費が増える原因にもなりやすいです。
寒さ対策としては、厚手のラグやマットを敷いたり、断熱性の高い窓ガラスを取り付けたりするといった工夫が必要です。
段差の行き来が面倒
土間リビングにはリビングスペースとの間に段差がある場合が多く、この段差の行き来が面倒に感じる場合があります。
特に頻繁に行き来する場合には、段差が障害に感じられることも多いです。
小さなお子さまや高齢の家族がいる家庭では転倒のリスクもあり、安全性を重視する必要があります。
そのため家族構成や生活習慣に合わせて動線やデザインを工夫し、安全で快適に使えるような設計を意識しましょう。
湿気対策が必要
土間は室内と外部がつながっており、特に雨の日や梅雨の季節には湿気がこもりやすく、カビや腐食の原因になることがあります。
またコンクリートやタイルなどの素材は湿気を吸収しにくいため、室内に置いた家具や植物に悪影響が及ぶ可能性もあります。
湿気がたまりやすい環境ではカビの発生が懸念されるため、定期的に換気を行って除湿機を活用するなどの対策が必要です。
掃除が面倒
土間リビングには土足で出入りするため泥や砂が床に溜まりやすく、定期的な掃除が必要です。
特に雨の日には汚れが入り込みやすいので、掃除頻度が増える傾向にあります。
快適に保つためには汚れが溜まりにくい収納やマットを活用するなど、こまめに掃除をする工夫が欠かせません。
まとめ
土間スペースは屋外と室内の中間領域として、豊かなライフスタイルを実現してくれます。
特にアウトドアを楽しむことが多い方は、ぜひ土間リビングを検討してみましょう。
本記事でご紹介したメリットやデメリットを参考に、間取りに取り入れてみてはいかがでしょうか?
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