シューズクロークの扉は「必要なのか」を解説|「いらなかった」と後悔しないための設計のポイントと施工事例
シューズクロークに扉が必要かは、見た目のお好みや使い勝手、ライフスタイルなどによって異なります。
扉があることで生活感を隠せますが、開閉の手間や通気性は課題です。
一方で、扉をなくすと出し入れがスムーズになりますが、常に整理整頓が求められます。
そこでこの記事では、茨城県で数多くの注文住宅を手掛けるレジェンドホームが、シューズクロークの扉が必要かを判断するために知っておきたいメリット・デメリット、「いらなかった」と後悔しないための設計のポイントや、おしゃれな施工事例を解説します。
このコラムのポイント |
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Contents
シューズクロークの扉は必要か|メリット・デメリット
シューズクロークに扉は本当に必要なのか、お悩みの方は多いのではないでしょうか。
扉があると玄関がすっきりとした印象になりますが、動線や湿気が課題になることもあります。
メリット・デメリットを比較しながら、扉のあり、なしを選択する際にお役立てください。
扉ありの場合のメリット
シューズクロークに扉があることで、下記のようなメリットがあります。
- 玄関の靴や荷物が見えず、整理された印象になる。
- 靴の臭いや湿気が玄関に広がりにくい。
- 靴や収納しているモノへの防塵・防汚効果が期待できる。
- 急な来客でも生活感を隠せる。
シューズクロークに扉があれば、靴の臭いやホコリが広がるのを防げます。
また、収納内部を隠せるため、生活感を抑えた整った印象を保てるのも利点です。
扉ありの場合のデメリット
シューズクロークの扉があることによって、下記のようなデメリットを感じるケースもあります。
- 靴を出し入れするたびに扉を開閉する必要がある。
- 湿気や臭いがこもりやすく、適切な換気やお手入れをしなければ、カビの原因になる可能性がある。
- 開き戸の場合、扉の開閉にスペースが必要になる。
- 扉の設置に追加費用がかかるケースが多い。
- 狭い玄関の場合、扉の圧迫感が気になることも。
靴などの出し入れ時に扉の開閉をしなければならないため、手間だと感じる可能性があります。
また、シューズクロークの扉を締めっぱなしにして湿気がこもることで、衛生面が保てなくなるのも難点です。
シューズクロークの扉の種類|目隠しのアイデア
シューズクロークの扉には、引き戸・折れ戸・ロールスクリーンなどさまざまな種類があります。
動線をふさがず整った印象に仕上げるため、玄関の広さや使いやすさを考慮して選びましょう。
この章では、主なシューズクロークの扉の種類と、目隠しアイデアをご紹介します。
シューズクロークの扉|引き戸の特徴
引き戸は省スペースで開閉しやすく、動線を妨げにくい扉です。
玄関が狭い場合でも設置しやすく、デザインや素材のバリエーションが豊富なのも魅力です。
フラットな見た目で、モダンな印象の空間づくりが叶います。
シューズクロークの扉|折れ戸の特徴
折れ戸は開口部が大きく、靴や収納物を確認しやすいのが利点です。
ただし、開閉時にスペースを要するため、周囲の動線やレイアウトを考慮しましょう。
シューズクロークの扉|ロールスクリーンの特徴
ロールスクリーンは軽量でコストを抑えやすく、気軽に設置しやすいのが魅力です。
開閉がスムーズで圧迫感も抑えられますが、防音性や臭い対策の面では扉に比べて劣る可能性があります。
シューズクロークの扉が「いらなかった」と後悔しないための設計のポイント
シューズクロークの扉を設計する際は、デザイン・動線・換気・収納量がポイントになります。
また、開閉のしやすさや湿気対策、ライフスタイルなどを考慮すれば「いらなかった」と後悔せずにすみます。
ご家族のライフスタイルを考慮する
シューズクロークの扉が必要かは、ご家族のライフスタイルやタイプによっても異なります。
例えば、整理整頓が苦手な場合はさっと生活感を隠せる扉付きがおすすめです。
ですがシューズクロークに出入りすることが多く、手間を省きたい場合は扉なしの方が快適に感じられます。
スムーズな動線に配慮する
玄関からの動線を考慮し、靴の出し入れがしやすい場所にシューズクロークを配置しましょう。
扉なしなら出入りがラクで時短になり、扉ありなら整理整頓しやすく、来客時も整った印象を保てます。
ご家族の使い勝手を優先し設計しましょう。
換気や臭い対策を取り入れる
シューズクロークの換気や臭いを防ぐために、窓や換気扇の設置を検討しましょう。
扉なしなら、より通気性が良くカビの発生などを抑えられるケースもあります。
扉ありの場合は、通気性に課題があるため消臭剤や脱臭機を活用するのもひとつのアイデアです。
玄関とデザインを統一する
シューズクロークの内装や扉のデザインを統一すると、空間全体にまとまりが生まれ、おしゃれな印象になります。
扉を設置する際は、玄関インテリアとの調和を重視し、色や素材を選びましょう。
壁と同色にしたり、明るいカラーの木目にしたりすれば、空間がより明るく広く感じられます。
こちらの記事でも、注文住宅の内装をおしゃれに仕上げるコツをご紹介しています。
合わせて、参考になさってください。
>関連リンク:注文住宅の内装を失敗しないための5つのポイントと手順|事例や注意点も解説
シューズクロークのおしゃれな施工事例
最後にこの章では、おしゃれなシューズクロークの施工事例を2つご紹介します。
扉のデザインや、シューズクローク周辺の内装などの参考になさってください。
シューズクローク|扉あり、なしを併設した施工事例
靴をしまうスペースは扉付きに、アウトドア用品やお子様の外遊び用品を置く場はオープンにしたシューズクロークの施工事例です。
すっきりとしたシンプルなデザインとスリット窓で、スタイリッシュな印象に仕上げました。
>施工実例 建築家と建てる注文住宅|千葉県野田市 N様邸(平屋)
こちらの記事でも、玄関をおしゃれに演出するテクニックをお伝えしています。
合わせて、参考になさってください。
>関連リンク:玄関が狭い場合も大丈夫!おしゃれに演出する方法
シューズクローク|オープンな空間で開放感を演出した施工事例
木目ドアと白を基調とした玄関に設けられた、オープンなシューズクロークの施工事例です。
玄関脇の壁は、緩やかにゾーニングするだけでなく、目隠しの役割も担っています。
まとめ
この記事では、シューズクロークの扉は必要かを判断するために、知っておきたいメリット・デメリット、後悔しないための設計のポイントや、おしゃれな施工事例を解説してきました。
シューズクロークの扉は、玄関をすっきりと見せたり、臭いやホコリを防いだりと利点が多くありますが、出入りする際のひと手間は避けられません。
一方で扉なしなら動線がスムーズで通気性がよく開放感もありますが、雑然と見えないよう常に整理整頓を心がけなければならず、小さなストレスになる場合もあります。
シューズクロークの扉の有無で後悔しないために、ご家族の動線や収納量、換気対策を考慮し、ライフスタイルに合わせて設置を検討しましょう。
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